実験機器紹介

液体クロマトグラフィー・システム (ÄKTA pure)

ゲルろ過クロマトグラフィーやイオン交換クロマトグラフィーなど、様々なカラムのプログラムを実行して、自動でタンパク質や核酸を精製してくれる優れものです。

ゲル撮影装置 (GelDoc Goイメージングシステム)

タンパク質や核酸を電気泳動で分離したポリアクリルアミドやアガロースゲルを高解像度で撮影します。

高速冷却遠心機 (Avanti J-26S XP)

大腸菌や細胞の大量遠心分離から、 高速遠心分離によるタンパク質精製まで行える高性能な装置です。

電気泳動用電源装置 (パワーパック Universal)

多孔質のゲルに添加したタンパク質や核酸に電圧をかけ、その分子量や電荷の違いによって分離する装置です。

超音波破砕装置 (Digital Sonifier 450)

超音波による衝撃波を発生させて、細胞破砕やDNAの断片化、試料の均一化・乳化を行う装置です。タンパク質精製の必需品です。

サーマルサイクラー (ProFlex PCR System)

加熱と冷却のサイクルをプログラム制御することで、ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR)によるDNA増幅を行う装置です。クローニングや変異の導入、シーケンス解析などに用います。

超純水装置 (Milli-Q Integral 5)

水道水に対して、脱イオン化処理、滅菌処理、フィルター処理を施して得られた純水から超純水(比抵抗値が18 MΩ・cm以上の純度)を精製する装置です。器具の洗浄や培地の作成には純水を、試薬の作成には超純水を使用します。

安全キャビネット (AC2-4N7)

HEPAフィルターを通過した空気を供給して、キャビネット内を清浄に保ち、無菌操作を可能にする装置です。エアカーテンの効果で、微生物や遺伝子組換え体などが外に漏れません。

恒温培養器 (MIR-162)

温度条件を一定に保ち、大腸菌や酵母を静置培養する装置です。

振とう培養装置 (Innova S44i)

温度条件および、震とう速度を設定できる培養装置です。一台で5 Lフラスコを6本まで振とう可能で、大腸菌や酵母を大スケールで培養できます。

高圧蒸気滅菌器 (オートクレーブFLS-1000)

121℃の高温・高圧の水蒸気で、培地やフラスコ、廃液などの滅菌処理ができる装置です。こちらは、5 Lフラスコが4本まで入る大容量機種です。

密度勾配作製機
(GRADIENT MASTER 108)

ショ糖やグリセロール等の密度勾配溶液を短時間で簡単に作製できる装置です。クライオ電子顕微鏡用試料を調製する際にも用います。

全自動セルカウンター (TC20)

自動でフォーカスを合わせて細胞数をカウントする装置です。スライドに細胞懸濁液を乗せてセットする1ステップ、30秒で培養細胞の数を測定してくれます。感染実験や継代の時に重宝します。

超微量分光光度計
(NANO DROP ONE)

タンパク質やDNA試料の濃度や純度を測定する装置です。わずか 1~2 µL のサンプルを乗せるだけで、希釈することなく測定できます。

倒立顕微鏡 (ECLIPSE TS100)

倒立型の位相差顕微鏡です。培養細胞の観察が行えます。